「デジタルマーケティングの実務ガイド」を読んで
長らく時間をかけて少しずつ読み進めていた「デジタルマーケティングの実務ガイド」を読み終わったのでちょっと振り返りつつ整理して生きたいと思います。
時間をかけすぎて最初の方結構忘れてそうです。
概要
マーケティングの「理論」や「事例」について解説した本は数多くあるが、それらを読んでもなかなか実際の業務は改善されない。
なぜなら、
- それが「理論」の体系にすぎないから。
- 「事例」はその時その状況における成功談に過ぎず「体系」ではないから。
明日の業務を行う上で必要なのは「理論」の体系でもなく、「事例」でもなく、「実務」の体系である。
「読む」ものではなく「使う」ものとして実務の設計に役立てる「ハンドブック」である。
構成
概要でも軽く触れたように、本書は「ハンドブック」として折に触れて活用してほしいという著者の思いを反映しているようで、実際にデジタルマーケティングを一から考えていくための構成となっている。
まず、デジタルマーケティングのSOW(スコーオブワーク)を定義し、年間計画を立て、企画・実行・レビューするための具体的な方法論という順番で構成されている。
特に印象に残っているところ
全部詳しく書いていくとキリがないので、特に自分の印象に残っているところ、読んでよかったなー、知らなかったなーというところを紹介していきます。
エージェンシーを選定する
今までいろんなマーケティングの「理論」の本を読んできて、今回もっともそれらのほんと違うなとカンンジタのがエージェンシーの選定に関する節でした。
この本を読み始めた頃は、マーケティングを仕事としてあり初めてまだ1年も経っていない中で、様々な施策を実行に写そうとしてもなかなか手が回らず、身動きが取れないような状態でした。
手が足りないのであれば外注してなんとか回したいとは思っていても、外注先の選び方のような実務のノウハウは普通のマーケティングの本にはなっかなか載っていないものでした。
今回、この本を読んで一番ためになったのは、エージェンシーが体系的に整理されていて、それぞれの特徴などを知ることができたので、今まで漫然と提案されるのを聞いていた外注先の選定においても自分なりに軸を作ってそれに照らし合わせるようなすり合わせができるようになったことでした。
まとめ
理論に関してはある程度知っていても、それを仕事に落とし込めないという悩みがあった中でたまたま手に取ったのがこの本でした。
この本を読んだことでなんでもできるようになったという訳でもありませんが、何がわかっていて、何を調べれば良いんおかと言ったことがだいぶ明確になったような気がします。
著者の井上さんが書いていたように、デスクの上に置いて「ハンドブック」として使い倒して生きたいと思います。