六本木駅のradiko.jpの広告をみて考えたこと|LTVと広告費

今日、たまたま用事があって六本木に行ったら、駅の構内の広告がradiko一色になってました。

その時に考えた広告についてのあれこれを、せっかくなので記事にして残しておこうと思います。

LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)

LTVはLiife Time Valueの略で、顧客生涯価値を意味する。これは、1人の客がある商品やブランドを買い始めてから買うのをやめるまでにどれほどの利益をもたらすのかを算出したものです。

radikoの場合だと、月額350円というサブスクリプションモデルになっているので、

LTV=350×解約するまでの平均月数

となります。

 

解約までの平均月数=1÷解約率

で求められます。

radikoの解約率の正確な数字はわからないけれど、仮に5%と置いた場合には

LTV=350×1÷5%

      =7,000

となるので、radikoの有料ユーザーのLTVは7,000円となります。

広告費

radiko有料ユーザーのLTVがわかったところで、駅に掲示されていた広告の費用について考えて行きたいと思います。

駅の広告の相場はわからなかったので調べました笑。

http://www.oricom.co.jp/special/pdf/ekibari/jr_eastjapan/metro/04_toei.pdf

 

条件つけすぎると複雑になってしまうので、今回は六本木駅だけで考えたいと思います。

こちらの資料によると、六本木駅の駅ジャックが7日間で400,000円とのことです。

仮に4週間掲載した場合は1,600,000円となります。

六本木駅の広告掲載1か月で何人の有料会員登録が必要?

以上の計算から、radiko六本木駅に1か月広告を掲載した際に南院の有料会員登録が必要なのかを妄想してみました。

人件費などを一切考えない単純計算で考えてみると、

1,600,000÷7,000=228.571428571

ということで、元を取るためには最低でも229人の有料会員を獲得しないといけないようです。

もちろん、実際には人件費や利益分のマージンなど、もろもろも加えなければならないので229人では大赤字になります。

一般的には顧客獲得単価はLTVの1/3以下に抑えるべきとなっているので、700人くらい獲得しないと元は取れないのではないかと思います。

 

といったことを六本木駅の広告を見ながらつらつらと考えていました。

仕事でマーケティングをやるようになって、日頃目にする広告を分解して考えられるようになり、結構楽しんでます。

皆さんもぜひやってみてください。